2歳の子供とは、自我が芽生え何でもイヤイヤする時期です。
食べ物にも好き嫌いをハッキリ言うようになり、なかなかご飯を食べてくれず困り果てているママも多いのでは?
そこでご飯を食べない時はどう対応したらいいのか、好き嫌いをなくす方法はないか、ご紹介したいと思います。
なぜ子供は好き嫌いするのか?
子供が野菜を嫌いになるということに理由はあるのか?
野菜がとにかく嫌いだ!という子供って多いですよね。古い記憶をたどれば、私も大嫌いでした!
野菜には2歳児の成長に必要な栄養がたくさん詰まっているので、ママたちはどうにかして子供に野菜を食べさせようと色々工夫されているでしょう。
それでもまったく食べないので困っているママは本当に多いはずです。
そんなママたちの悩みに応えるべく、エール大学が「子供の野菜嫌いの理由」を研究しました。
その研究により、子供が野菜を嫌いになる理由についてとても興味深い結果がでたのです。
子供が野菜嫌いになる理由が科学的にも解明された!
研究者たちが子供たちを調べたところ、子供は木などの自然な素材のものではなく、プラスチックなど科学的に作られた素材のおもちゃを好むということがわかりました。
研究ではさらに、自然なものを好まないというのは、生まれた時から脳にインプットされていた、ということがわかったのです。
その理由としては、大昔人間が自然のものを食していて、常に命がけで食べ物を食べていたことが脳にインプットされているため、自然のものを本能的に避けるという名残があるからだということが結論付けられたのです。
2歳の好き嫌いは意地っ張りのせいなの?
2歳はイヤイヤ期MAXです。
ママが「これ食べようね!」と言ったことに対してまったく逆のことをして反抗的する子供もいるのです。
ママも食べてもらうよう頑張りすぎて、子供にとっては「無理やり食べさせられている」と感じることもあります。
そうなると「絶対食べない!」と余計に維持を張ることも。
なぜご飯を食べないのか?本当に好き嫌いで食べないのかチェックしよう!
おやつの時間は適正ですか?
食事をしようとする少し前におやつなど食べさせていませんか?
1時間くらい前におやつなどを口にしていたら、お腹も空いていないので食べられませんよね。
もしそうならば、食事の直前のおやつはやめましょう!
おしゃべりしたり、テレビを見ていませんか?
食事は楽しく摂っていいものです。
でも食べることに集中できないほど夢中にさせては意味がありません。
テレビなどは消して、おしゃべりも手が止まってしまわない程度にしてあげるようにしましょう。
2歳の好き嫌いでご飯を食べない時の対応方法やなくす方法は?
嫌いな食材は形が見えないようにしよう!
一番いい方法は、子供の好きなものに混ぜてしまえばいいのです。
例えば、ハンバーグが大好きだとします。でも、青々としたピーマンは大嫌いです。
ご家庭にあればフードプロセッサーを使ってピーマンを細かーく(ドロドロ)にしてしまいます。
それをお肉に混ぜて焼いてしまえば形としては見えにくくなっているので食べやすくなります。
見た目を華やかにしてみよう!
彩りを考えると野菜を多く使う場合が多いと思います。
しかし多くの子供は野菜が嫌いです。
料理で見た目を華やかにしようとすると、味付けとか手間をかける必要があります。
それを毎日作るとなると、なかなかハードルが高いですよね・・・。
ではお子さんは何のキャラクターが好きでしょうか?
そのキャラクターの食器を使って楽しいという気分にさせてみるのも効果的ですよ。
もし好きなキャラクターの食器が手に入らなくても、かわいらしい食器や子供の好みに近い食器はあるはずです。それらで代用してみてださい。
準備できれば、1種類だけではなく、2、3種類準備して子供に「今日はどのお皿にしようか?」と、子供に選ばせてみても子供は喜びますよ!
たくさん遊ばせてお腹を空かせてみよう!
昼食や夕食時間前は遊ぶ時間があります。
お散歩に連れて行ったり、公園で沢山走ったり、ジャンプしたり、たくさん遊ばせてみてください。
きっとお腹がペコペコになると思います。
野菜が嫌いな子供と一緒に料理や家庭菜園をしてみよう!
小さなプランターでいいので、一緒に野菜を育ててみるのもいいでしょう。
はじめ芽が出てきてそれが何かはわからないかもしれませんが、実が付きはじめ、色づきだすときっとその野菜に興味がわくと思います。
「実がなったら食べてみようね」と言って食べられる日を楽しみにさせるのもいいでしょう。
そして成った実を一緒に料理してみるのもワクワクしてくれるはずです。
2歳では一緒にできることが少ないと思いますが、例えばトマトなら「ヘタを取るのお願いね」とさせてみるだけでも、自分で料理したんだ!という自信につながります。
嫌いなものを食べられたときはたくさん褒めて!
大人だって褒められると嫌な気持ちにはなりませんよね?子供は特にそうだと思います。もし嫌いな食べ物を1口でも食べられたら、オーバーなくらい褒めてあげてください。ここはママの演技力にかかっていますよ!
出来なかったこと(嫌いなものを食べること)ができた達成感を味わえますし、「嫌いなものを食べたらママがすごく喜んでくれるんだ!」という記憶をインプットすることで「次もまた食べてみようかな?」というきもちになってくれる
嫌いな食べ物の名前を教える
「これはピーマンっていうんだよ」と嫌いなものの名前を教えてあげてください。
そう繰り返しているうちに親しみを感じることもあります。
また言葉の発達にもなりますので、他の食材にも興味が出てくるかもしれません。
そうしたら、「食べること」自体に興味がわき、自然と好き嫌いを克服して何でも食べてみよう!という気持ちになるかもしれません。
どうしてもイヤイヤを言って食べない時はどうする?
2歳は何でもイヤイヤと言う、「イヤイヤ期」の時期に当たります。
食べ物に対してイヤイヤと言うのも、成長している証拠で、きちんと自分の好みを主張している証拠です。
それを「ダメでしょ、残さないでたべなさい!」と叱ってしまうのはダメです!
子供は「自分はこれを食べたくない」と表現しているだけなのに、ダメと言われてしまったら混乱してしまいますよね。
イヤイヤばかりでどうしても食べないようなら、時間を決めてそれを過ぎても食べなかったら1度下げてみてください。
そして「あ~、これ食べてほしかったな」と言ってみてください。
イヤイヤ期は反抗期でもあります。食べなくていいと片付けられてしまったら、「じゃ食べる!」と逆のことを言いだすかもしれませんよ!
まとめ
2歳とは自立心が芽生えて、子供も色々な主張をし始めます。
好きなものは好き!だから嫌いなものは食べなくていいんだ!と主張しているだけです。
まずはその気持ちを受け止めてあげてください。
ママは栄養が気になってしまい、嫌いなものを一生懸命食べさせようと焦ってしまいますよね。
でも焦っても2歳というこの時期特有の反抗により、逆効果になってしまいます。
少しの時期なら、食べ物が偏ってしまっても大きな影響が出ることはありません。
好き嫌いで嫌いなものを全然食べてくれなくてイライラしてしまうでしょうが、嫌いな食材をわからないように混ぜてしまえば栄養の偏りすぎは防げます。
根気強く、子供の好き嫌いと接してみてくださいね。
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