2歳の運動能力の発達の1つに「ジャンプする」ようになると言いますが、ジャンプができないのは発達が遅れているからとか、教え方や練習法ってあるのかと不安になりますよね。そこで2歳でジャンプができるようになる教え方と、効果的な練習法を紹介します。
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2歳児の運動能力とジャンプのパターンについて
2歳は運動能力が飛躍的に発達する時期
2歳前後の子供の運動能力とは、飛躍的に発達する時期と言われています。
歩いたり、走ったり、飛んだりといったことがどんどんできるようになってきます。
この時期にたくさん運動する機会を作ってあげることで、運動神経も発達して、筋肉や関節もスムーズに動かすことができるようになってきます。
この時期にジャンプをすることによって、膝や体を曲げたり縮めたり伸ばしたりする柔軟性や瞬発力や筋力の発達を助けます。
2歳のこの時期は外にどんどん出かけて、たくさん体を動かしてあげることで、運動能力を高めることができると言えます。
※ただし、2歳前後の子供の体の発達には個人差があります。
運動能力を発達させようとしても、ジャンプする体になっていなければ、上手くジャンプできない子もたくさんいます。
「周りの子供はできるのにうちの子は・・・」と心配になるパパやママもたくさんいると思いますが、3歳頃になれば体のつくりもできてきます。
このような時は無理にさせても上手くいかないので、子供も落ち込んでしまいいます。大人は子供の成長をそっと見守ってあげることも大切です。
2歳児がするジャンプのパターンとは?
2歳頃になると、運動能力がとても発達してくる時期になります。
だんだんとジャンプができるようになってくるのもこの時期になります。
できるジャンプのパターンとしては、
①その場でぴょんぴょん飛び跳ねるジャンプ
②少し段差のあるところから大きく飛び降りるジャンプ
初めは小さい動作のジャンプだったのが、大きな動作のジャンプへと変化していきます。
もしかしたらジャンプができているのに気づいていないだけかも?
うちの子、ジャンプっていつの間にかできるようになっていたな・・・。と思われる方が多いと思います。こんなことありませんか?もしかしたら親が知らないだけでジャンプがもうすでにできているかもしれませんよ!
「兄弟がジャンプしているのを見て、なんとなく真似してジャンプしていた」
これはジャンプに限った話ではないですが、身近に少しだけ先を行く先輩がいると、いい刺激を受けて真似して出来るようになるのだと思います。
「テレビ番組を見て自然にジャンプしていた」
ヒーロー戦隊ものは激しく・かっこよくジャンプをよくしていますよね。
それを見ていて、自然に真似してジャンプしていることもあります。
他にも幼児向けの番組で音楽に合わせて歌ったり踊ったりする中にジャンプする動作が含まれていたりします。
これも見ていて自然に真似てることもあります。
「習い事などに参加して、みんなと一緒に遊んでいるうちにジャンプしていた」
リトミックや体操教室など、2歳でも参加できる習い事が今はたくさんあります。
そのカリキュラムの中にジャンプの動作が入っていて、みんなと楽しく体を動かしているうちにジャンプしていたなんてこともあります。
うちの子なかなかジャンプしないなと心配なパパやママでも、もしかしたら気づいていないだけで、このような場面があったら、もしかしたらお子さんはもうジャンプができるようになっていたかもしれませんので参考にしてみてください!
自我が芽生える2歳では、ジャンプすることが怖いと感じる子供もいます
大人は何気なくジャンプをしていると思います。
自分がどうやってジャンプをするようになったのかなんて覚えている人はまれだと思います。
ついこの間歩けるようになった子供にとって、両足を地面から離して飛ぶという動作はバランスと取るのがとても難しいものなのです。
そのため目線が少し高くなったり、バランスが悪くなったりすることを怖いと感じる子もいます。
2歳は体だけではなく、心も飛躍的に発達してきます。
自我が芽生えてきて好きなものは好き、嫌いなものは嫌いがはっきりしてきます。
そのため、ジャンプすることができる体になっているのに、怖くてジャンプできない子供がいるても不思議な話ではありません。
子供の気質によってもジャンプしたりしなかったりしるのも2歳の特徴の1つなのです。
ジャンプができるようになる教え方とは?
2歳児にジャンプの練習は必要なのか?
2歳児にジャンプの練習は必要なのか?という疑問ですが、その答えは、「みっちり付き添って練習する必要はありません!」です。
ジャンプができないと心配になるパパやママは、じゃあジャンプの練習をさせなくちゃ!と思うかもしれません。
しかし、体の発達や子供の気質の違いなどでまだジャンプができなかったり、したがらなかったりする子もたくさんいます。
そのため、無理にジャンプをさせようとしても、ジャンプすることが嫌いになってしまうこともあります。
ジャンプを怖がっているようなら、少し時間をおいてあげることも大切です。
練習しなきゃ!なんて構えなくても子供のタイミングをよく見て、「そっと手を貸してあげる」程度の教え方で十分なのです。
「教える」ではなく、「手を貸す」という気持ちが大事!
2歳は運動能力がどんどん発達していく時期です。
子供の体が十分に発達していれば、大人がジャンプの仕方を教えなくても、遊びの中で自然とジャンプをするようになります。
とはいっても、なかなかジャンプしそうにもないんだよね・・・なんて感じているパパやママも多いと思います。
普段の生活の中でちょっとだけ「手を貸してあげる」ことで、ジャンプができるようになる方法を紹介します。
①お散歩の途中にあるものでジャンプにチャレンジしてみる
2歳頃になると歩く距離も飛躍的に増える時期です。
歩くことは足腰も鍛えられ、健やかな体作りに大いに役立ちます。
お天気の日は積極的にお外にお散歩に行く親子も多いですよね。
その散歩の中にジャンプのきっかけが見つかります。
例えば公園の砂のあたりに〇を描いてあげて、「この〇の中に一緒にジャンプして入ってみようか?」などと言って促すこともできます。
歩く部分と草の部分の境目にちょっとした段差があったら、段差に上らせてみて「ジャンプしてみる?」と聞いてみてもいいかもしれませんね。
②幼児番組やアニメを見てジャンプを促してみる
NHKの親子番組などは歌ったり踊ったりして子供が思わず体を動かしてしまうように上手く作られていると思います。
活発な子供は見ながらずーっと歌いっぱなし、踊りっぱなし、なんてこともあるようです。
しかし子供の気質の違いで、必ずしも活発に真似できるわけではありません。
無理強いはいけませんが、「一緒に踊ってみようか?」と聞いてみて、「やってみる」と言った場合はぜひ一緒に踊ってあげてください。
初めはパパやママだけが踊ってジャンプしているかもしれませんが、「パパやママが楽しそうにしているから楽しいのかもしれない」と子供も感じます。
そうやって体を動かすことを促してあげることで、子供が自ら自然に体を動かすようになると、いつのまにかジャンプしている、ということになるかもしれません。
③今も昔も子供は大人に持ち上げてもらってのジャンプが大好きです!
私も大好きでした!
大人2人に両手を持ってもらって「ジャーンプ」といって持ち上げてもらって高くジャンプするという動作です。
街中や公園なんかで親子連れを見かけると、この光景をよく見かけると思います。
ジャンプを怖がっている子供も、両手を大人につかまっているという安心感からか、案外スムーズにジャンプしてくれます。
これでジャンプすることへの恐怖心が少しはなくなると思います。
ジャンプするには「しゃがむ」動作が欠かせません!
「ジャンプする」という一連の動作には「しゃがむ」動きが欠かせません。
両足でぴょんぴょん跳ねるジャンプでも大事ですが、特に「飛び降りる」といった動作のジャンプでは、両足できちんと着地することが重要です。
「しゃがむ」ことがしっかりできるということは、両足で着地ができるということにつながります。
両足で着地できないと、ふらついて転んでしまったり、けがをしてしまうかもしれないので、「ジャンプ」と一緒に「しゃがむ」動作も一緒に入れてあげるといいでしょう。
両手を持ってジャンプしたなら、少々オーバーにしゃがむ動作を入れて見せてあげるといいと思います。
しっかりしゃがむことで、バランス感覚も養うことができます。
2歳のジャンプ、効果的な練習方とは?
特別にジャンプを教える必要はありませんが、せっかく子供がジャンプしたがってジャンプしているのに、上手くジャンプ出来ていなかったり、転んで危ない場合などは、少し練習させてあげるといいでしょう。
そこでスムーズにジャンプができるようになる練習方法を紹介します。
①階段の上り下りで体の平衡感覚を身につけてみる
日頃なにげなく階段の上り下りをしていると思いますが、一人で歩けるようになったばかりの2歳児にとっては片足に自分の体重を乗せて上がったり下がったりバランスをとることはとても難しいものなのです。
階段で手を引いてあげて、ゆっくり上り下りして体重の乗せ方の感覚を身につけてあげると平衡感覚がついていきます。
②必ず大人がお手本を見せてあげる!
体の発達状況でジャンプできないこともありますが、ジャンプするということ自体イメージできていなくて、どうやって体を動かしていいのかわからないからジャンプしないこともあります。
どの動作でも、ジャンプすることをイメージさせるためにも、必ず大人がお手本を見せてからジャンプさせてあげてください。
③ぴょんぴょん飛び跳ねるジャンプが苦手な場合
まずは、子供の気分をもっと楽しく上げてあげます。
子供がぴょんぴょんしているのを見たら「わー、ぴょんぴょん頑張っているね」と少しオーバーに褒めてあげてください。
一緒にぴょんぴょんしてあげて、気持ちよく真似する環境を作ってあげるのも大切です。
2歳はイヤイヤ期真っ最中なので、なかなか親の言うことを聞かない場合もありますが、子供の「楽しい」という気持ちを最大に上げてあげてアドバイスしてあげると、割と素直に真似することもあります。
なんとなくリズミカルにジャンプしていないようなら、ぴょんぴょんと声を出してみてテンポをとってあげるのもいいでしょう。
④飛び降りるジャンプが苦手な場合
せっかく高いところからジャンプしたがっていても、上手くバランスが取れずに着地が上手くいかないこともよくあります。
初めは本当に低い段差から「ママのところまでぴょーんできるかな」と声をかけて、飛びついてきた子供を抱えて両足をきちんと揃えることを教えてあげてください。
あくまでも無理のない範囲でおこなうことが重要です!
まとめ
2歳の子供にとって、ジャンプをすることは運動能力が発達してきたことを意味しています。
歩いたり、走ったり、飛んだりすることでさらに運動能力が発達していきます。
これは体が成長していれば自然にできるようになりますので、親は焦らずに、子供の成長を見守っていくことが大切です。
また、少しづつ子供自身が体を動かしたがってきたら、積極的に外に出て歩いたり走ったりジャンプしたりさせてみるとその後の運動能力の発達に役立ちます。
遊びを通して体を動かすことは、脳にもとてもいい刺激になります。
体も心も健やかに成長させるためにも、積極的に外で遊ばせてあげてみて、嫌がらない程度にジャンプをさせてあげてみてくださいね。
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