1歳頃に多くの赤ちゃんが経験する人見知りとは赤ちゃんの成長の証です。
でも保育園に赤ちゃんを預けようとしているママにとっては大泣きしているわが子を見ると不安になることでしょう。
そこで1歳の人見知りする赤ちゃんを保育園に預ける時に心がけたい行動をご紹介します。
Contents
1歳の人見知りする赤ちゃんを保育園に入園させる前に心がけておくこと
赤ちゃんとたくさんスキンシップをとる
保育園に預けるからといって特別な話ではありませんが、ママからたくさんの愛情を感じ取っている赤ちゃんの心は幸せで満たされて、行動もとても落ち着いていることが多いと思います。
これまで一日中ママの愛情を独り占めしてきた赤ちゃんは、ママと離れる時間を過ごさなくてはいけません。
入園前にはたくさん抱っこしてあげたり、やさしい言葉をかけてあげて、赤ちゃんの心をいつも以上に満たしてあげてください。
保育園は楽しいということを話してあげる
赤ちゃんを保育園に預けることをママが不安に思っていると、赤ちゃんも不安に感じるものです。保育園ってお友達がいっぱいいて楽しいんだよ!とか、ママが楽しそうに保育園の話をしてあげると赤ちゃんも安心します。
保育園は楽しい所なんだということをたくさんお話してみてください。
人に預けてみたり、慣らし保育を試してみる
これまで多くの人の中で過ごすことがなかった赤ちゃんが多いのでは?
まずは短時間、ママ以外の人に預けて人に慣れておくといいでしょう。またほとんどの保育園では慣らし保育の期間を設けていると思います。この期間を利用して徐々に長時間ママ以外の人と過ごせるように慣らしていくことも大切です。
慣らし保育では、先生方が赤ちゃん一人一人の特徴をしっかり見極めてくれる時期でもあるとおもいますので、不安なことがある場合は、先生に相談してみるのもいいかと思います。
人見知りしてしまう赤ちゃんの特徴って?
科学技術振興機構(JST)が赤ちゃんの人見知りについて調査した結果から人見知りについて色々なことがわかりました。
赤ちゃんの人見知りとは?
赤ちゃんの人見知りとは、「近づきたいけど近づけない心の葛藤」が起こることで人見知りをしているということがわかりました。
この研究から人見知りする赤ちゃんとは、人に対して「怖い」から「近づけない」という感情を持つけれど、同時に「人に対して強い好奇心を抱く」赤ちゃんが人見知りを起こす傾向にあるということがいえるでしょう。
人見知りとはこれまで「赤ちゃんがママと他人の区別がついた証拠」だと言われていましたが、最近の研究から赤ちゃんは生後すぐにママと他人の区別がついているということがわかりました。
生後6カ月から1歳前後の赤ちゃんは心の成長とともに生まれ持った気質として、「用心深い」「警戒心が強い」という気質があると人見知りが強くなる傾向があるようです。
人見知りの赤ちゃんの視線は?
今回の研究では赤ちゃんの視線についても調査しています。
人見知りの赤ちゃんは、自分のことを見てくれる相手からは目線を反らし、よそ見をしている相手のことはじっと見ていることがわかりました。
さらに人見知りする赤ちゃんはしない赤ちゃんに比べて相手の目をじっと見ているということもわかりました。
人見知りの強い赤ちゃんは相手のことをよく観察しているけれど、相手から見つめられてしまうと、怖くなって目を反らしてしまうという特徴があるということになります。
人見知りっていつまで続くの?
人見知りの始まる時期は、早い赤ちゃんもいれば遅い赤ちゃんがいることもわかり、一般的に言われている生後8か月頃というのが必ずしも当てはまらないことがわかりました。
終わる時期に関しては、2~3歳頃には終わるとされていますが、赤ちゃんによっては、小学生になっても人見知りの傾向にある場合もあるようです。
1歳の人見知り赤ちゃんが保育園入園時にやってはいけないママの行動
プレッシャーをかけてはダメ
相手は1歳の赤ちゃんですが、ママの言っていることは何でも感じます。
大人でも「頑張って!」と言われると妙にプレッシャーになってしまうことありますよね?赤ちゃんだって頑張れ頑張れと言われると、不安に感じてしまいます。
もうすぐ保育園での生活が始まるということをちょっとずつ伝えていくようにしましょう。
突き放すのもダメ
プレッシャーをかけすぎてもダメですが、慣らし保育などで、お友達の中に入るのを嫌がっているのに、「大丈夫、大丈夫!」といって無理やり中に入れようとすることもお勧めしません。
お友達と遊ぶことが不安に感じてしまったり、保育園自体に嫌なイメージを付けてしまいかねません。
徐々に、赤ちゃんの様子をみながらゆっくり進めていきましょう。
ママが不安に感じたらダメ
ママ自身が保育園に行かせることがかわいそうに感じてしまいがちだと思います。
泣いていやがるわが子を見て、かわいそうと思わないママはいないことでしょう。でも、その不安な思いを赤ちゃんは感じ取ります。
保育園に預けると決めたのなら、赤ちゃんが寂しそうにしていても保育園の先生に赤ちゃんを預けるよう割り切ってください。
保育園に預ける際、「心配しすぎない」ことが一番大事です。
人見知りは赤ちゃんが成長している証ですが、成長のスピードはそれぞれ違います。
また、人見知りが強い赤ちゃん、あまりしない赤ちゃんと気質にも個人差があります。
心配しすぎて焦っても、苦手意識を持たせてしまうと慣れるまで余計に時間をかけることになってしまいます。
まずは赤ちゃんの気持ちを第一に考えて、ゆっくり慣れていくようにしてください。
大きくなった今でも怖がりでビビりなちび子。8か月で慣らし保育に通うことになったときは、沢山の大人(先生)と沢山のお友達に囲まれ、泣きこそしませんでしたが、固まっていました。
後で聞いたら、日中何度も泣いてぐずっていたそうで、近くの線路まで電車を見に先生が連れだしてくれていたそうです。
そんなこととは知らず、先生方にお任せしてしまっていて、何事もなかったように帰してくれていた保育園の先生方に感謝ですし、プロってすごいなと思いました。
先生にお任せすることも、保育園に馴染める近道の一つだと思います。
まとめ
赤ちゃんは慣れるもの
早く馴染めたり、長い時間をかけて人見知りが続いて慣れない場合もあります。
でも赤ちゃんは環境に馴染んでいくものです。
焦らずどっしりと
赤ちゃんを新しい環境に置かざるを得ない場合、人見知りの強い赤ちゃんにとってものすごくストレスに感じることもあります。
そのためか、いつも以上に大泣きすることもあります。そんな時ママも一緒になって焦ってしまってはいけません。
ママが大丈夫だという気持ちでいれば、赤ちゃんもきっと気持ちを感じてくれます。
困ったら先生に相談もあり
赤ちゃんにとってママが一番です。でもママは万能ではありません、失敗することもあります。
自分だけではどうしようもない時は、先生に相談してみると解決することもあります。身近にいる保育のプロを頼るのも1つの手かもしれませんね。
何もかもが初めての経験である赤ちゃんにとって、保育園に通うことは不安でいっぱいになるはずです。特に、几帳面であったり、怖がりな赤ちゃんにとってママが側にいない保育園でどう過ごしていいのかわからなくて当然です。
赤ちゃんが大泣きしてしまう時、まずはいつも以上にいっぱい抱きしめてあげてください。どんなに時間がかかっても子供は環境に慣れていくものです。大きい気持ちで接してみてください。
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