1歳の人見知りを克服したい!激しい人見知りの原因や対策とは?

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この間まで誰に抱っこされても可愛い笑顔でご機嫌だったのに、1歳頃突然ママ以外の抱っこを拒否して激しくギャン泣き!これが人見知りだとわかっていても克服できず戸惑いますよね。

最近明らかになった1歳頃に激しい人見知りに関する研究結果や克服対策を紹介します。

 

1歳頃の人見知りとは?

 

新生児の頃赤ちゃんは誰に抱かれても泣きもせずニコニコしていて本当にかわいらしい。

パパやママ、おじいちゃん、おばあちゃん、代わる代わる抱っこされてもご機嫌です。

ところが、1歳前後になると赤ちゃんの様子が激変します。

多くの赤ちゃんが経験する「人見知り」が始まるのです!

例えば、ママが少しでも動こうものなら、ギャンギャン激しく泣くのでトイレも簡単に行けない。。。そんな経験のあるママもたくさんいるのでは?

パパやママ以外の人を見ると泣いたり嫌がったり、中にはパパもダメという赤ちゃんもいます。これが「人見知り」です。

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1歳頃の人見知りを克服したい!人見知りの原因とは?

どうして人見知りになるの?

これまでは、生後6か月~1歳頃になるとママや自分に近い人がわかるようになり、それ以外の人に対して怖がって人見知りをすると考えられてきました。

ところが近年、生まれてすぐに赤ちゃんはママのことを認識しているということがわかってきました。

生まれてすぐにママと他人の区別がついているにもかかわらず、どうしてこの時期に人見知りするのか?という疑問を調査研究した報告が近年発表されました。

報告によると、心の葛藤」が原因ではないかということがわかりました。

 

近づきたいけど近づけない「心の葛藤」が原因

科学技術振興機構(JST)が赤ちゃんの人見知りについて調査したところ、知らない人に対して「近づきたいけど怖い」という相反する「心の葛藤」が起こっているということがわかりました。

研究グループは7か月~12か月の赤ちゃん57名を対象に「怖がり」「接近」について調査したところ、人見知りの強い赤ちゃんは「怖がり」「接近」の両方の気質が強いことがわかりました。

人見知りが強い赤ちゃんへ視線の計測を実施したところ、自分のことを見ている相手にからは目を反らし、相手がよそ見していると相手を観察していることから、「相手を怖がり逃げたい」が、「相手に近づきたい」という相反する気持ちが葛藤を抱えた状態で人見知りをしていることがわかりました。

この感受性が人見知りの原因と考えられ、好奇心の強い赤ちゃん程人見知りが強い傾向があるということができます。

 

赤ちゃんの視力と心の成長

人見知りをする原因の一つとして、赤ちゃんの視力も考えられます。

【生まれた頃の赤ちゃんの視力】

わずか0.02程しかなく、カラーではなくモノクロで識別していますが、ママと他の人の区別はすでについています。

【生後4~6カ月の赤ちゃんの視力】

この頃になると視力は0.1くらいになります。人の顔を見たり、追うこともできるようになります。モノクロでしか識別できなかったのもカラーで見ることができるようにもなります。

またこの頃になると、笑ったり・喜んだりと言った「快」の感情を表すようになります。

ママの顔を認識して笑顔になるようになるのもこの頃です。

【生後6カ月~8カ月の赤ちゃんの視力】

6カ月頃になると、怒りや恐怖心といった「不快」の感情も出始めてくる時期でもあります。

視力も0.2程になり、目が見える状態になります。段々と人の表情もわかるようになってくるため、個人差はありますが多くの赤ちゃんが「人見知り」を経験する時期であると言われています。

このようにこれまで周りの人をうまく識別できなかったのが、徐々に人の顔を認識できるようになってくることから、視力も人見知りの原因の一つではないかと考えられます。

 

環境によるもの

赤ちゃんの気質以外にも、育ってきた環境の影響も人見知りに関係するのではないでしょうか。

日頃から色々な人と関わる機会の多い赤ちゃんは人に対して慣れているので、人見知りになりにくい傾向になります。

 

ちび子のエピソード

ちび子は始め少人数の保育園に在籍していましたが、途中からは区内で一番大きな保育園に転園しました。

初めは戸惑ったようで担任の先生にも上手く馴染めなかったようです。

パートの先生も大勢いて、期間契約のため短期間で代わる代わる先生が変わっていき、午前午後でも人が入れ替わる、そんな保育園でした。それでも徐々に慣れていき、そのうち次々変わる新しい先生とでも仲良くなるようになりました。

先生方の接し方も上手だったのでしょうが、ちび子も自分の置かれている環境に馴染もうと頑張ったのではないかな?と思います。

 

ママが人見知りを気にすることが原因?

赤ちゃんはママの気持ちを感じ取る天才です。

赤ちゃんにとって見知らぬ人でも、ママが楽しそうにしているのを見ると、「この人は怖くない人なんだ」と感じます。

 

逆に、ママが不安に思う相手には「怖い人なんだ」と認識します。

ママが相手に対して「赤ちゃんが泣くのではないか」と不安に感じていると、赤ちゃんも同じように不安に感じるものです。

 

1歳頃の赤ちゃんの人見知りを克服しよう!激しい人見知りへの対策とは?

ママは堂々と

ママの気持ち次第で赤ちゃんは人と接することを不安に感じます。

人に接するときにママは赤ちゃんが泣いてしまうのではないか・・・と不安に思うこともあるかもしれません。

対策のポイントはどんな状況でも堂々と笑顔で、ママは平気だよと感じさせて赤ちゃんを安心させてあげるようにしましょう。

また、おじいちゃんやおばあちゃんに対しても泣きじゃくってしまう場合。

家におじいちゃんやおばあちゃんの写真を貼ったり飾ったりして、「この人がおじいちゃん、おばあちゃんだよ」「とっても優しい人なんだよ」と常に声をかけてあげてください。

赤ちゃんはママの優しい言葉に安心します。この人は大丈夫かもと感じ取るかもしれませんね。

 

赤ちゃんに近づいてもらう

赤ちゃんは相手から注目されると「怖いから逃げたい」という反応を示します。

赤ちゃんに会うと人は可愛いのでどうしても注目してしまいます。

そうなると人見知りの強い赤ちゃんは泣きだしてしますでしょう。

一度に注目を浴びせるのではなく、ゆっくりと赤ちゃんのペースに合わせて近づいてもらうようにしてください。

その時もちろんママの優しいフォローのひと声も添えてあげると、赤ちゃんも安心します。

そうするとそのうち慣れてきて、赤ちゃんから寄ってくるようになります。

それまでは怖がらせないようにしてあげることも大切です。

 

ちび子のエピソード

ちび子も1歳頃から3歳近くまで人見知りしました。男の人が特にダメで、近寄ろうものなら露骨に嫌がっていました。

困ったな・・・と思ったことも多々ありますが、基本的にはごめんねーで笑って許してもらっていました。

周りの人は面白くなかったはずですが、こんな調子の私は人見知りでストレスに感じることはあまりありませんでした。

そのおかげだったのでしょうか?人見知り期間はけっこう長かったですが、大泣きされることはほとんどありませんでした。

 

まとめ

赤ちゃんの気質の強弱により、人見知りが強い赤ちゃんと弱い赤ちゃんがいることがわかりました。

人見知りする赤ちゃんのママにとって、可愛い赤ちゃんを人に紹介するときに泣かれてしまうのは困ってしまいますよね。

でも人見知りは一過性のものであって成長している証拠でもあるので、人見知りで悩むことはありません。

一人一人個性を持っているので、同じ兄弟でも人見知りの出かたに差があります。

人見知りで泣いている赤ちゃんの興味をどうしてもひこうとむりやりあやしたり抱っこしたりすることは、気質や個性を崩すことになり逆に恐怖心を与えることになります。

赤ちゃんの気質や個性を尊重して接してもらえるよう、ママが周りの人にフォローしてあげることが大切だと思います。

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